7歳と3歳の読書

息子1は、すっかりコロコロ派男子に。
私だって何をかくそう初めて買ったコミックスは、てんとう虫コミックス↓ですから。

どういうセンスなんでしょうね。
「長い物語は、読み始めるとハマるよねー」とか言いながら、基本コロコロ。読書はあまりしてません。国語の教科書にまだ読んでないおはなしがあるなんて信じられない(もらってすぐに全部読んでた派)。


一方息子2(もうすぐ4歳)は、最近バーバパパも始めましたが、
ここのところのヒットはこれ。

沖縄で漁師経験もあるとかいう噂の作者が描くタコの生態。
かつて息子1が図書館で借りてきて、気に入ってすぐ買ったのですが、久しぶりに出してきて読んでみたらやっぱり息子2も好きでした。
「わたしはみず、わたしはみず、たこなんかじゃないよ」
息子2はなぜか「たこなんかじゃあないよ」と「じゃあ」にアクセントを置くのがかわいい。
相変わらず、とってもワクワクした顔でじっと絵本を見つめていて、よく笑う反応の良さは健在です。

3歳のお気に入り絵本

小2になった息子1は、いつからかすっかり乱読派になって、図書館から借りてきた本をとっかえひっかえ読んで(読ませて)、同じ本を繰り返し読むということは少なかったですが、年少の息子2は(今はまだ?)、繰り返し同じ本を楽しんでいます。
そんな彼のブームを思い出せるだけ。

ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)

ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー)

ジャイアント・ジャム・サンドはもう諳んじることができるほど繰り返し読むことになりました。もともと夫が買った絵本で、私はその魅力がわからなかったのですが、繰り返し読むうちに、文章のテンポのよさや、緻密に描き込まれた絵の面白さなどに気づき、すっかりお気に入りになりました。
慣れるととても読みやすい、こなれた文章です。
作者がパン屋の息子というのがまたおもしろい。
息子は声をあわせて読んだり、たくさん出てくる人物の中から特定の人を見つけたり、ずっとワクワク楽しそう。「ジャイアント・ジャム・サンド!」は必ず一緒に叫んでいました。
同じ作者に「にげだしたローラースケート」があり、こちらもなかなかよいです。


イエペはぼうしがだいすき (日本の創作絵本)

イエペはぼうしがだいすき (日本の創作絵本)

息子1も2〜3歳の頃に大好きだったこの絵本(参考:ヒット絵本の記録 - memo・mo・memo)。息子2もとても気に入ったようで、やはり自分と同じ年頃の子の写真は刺激になるのでしょうね。
この絵本の影響が息子1はオーバーオールに向かいましたが(イエペと保育園のお友達はみんなオーバーオールをいつも着ている)、息子2は順当に帽子に向かい、「イエペみたいなぼうしかぶりたい」と言って一見おしゃれな3歳児になっています。


リサとガスパールのであい

リサとガスパールのであい

これも息子1もハマったリサとガスパールのシリーズ。彼らがいけないことをするたび、「ダメね。」と言いながら聞いています。
そのダメなことをたくさんするのが、楽しいんですよね。
息子1の時代に図書館ですべて読み(しかも繰り返し)、我が家にも7〜8冊はあるのですが、久しぶりにチェックしてみたら、まだ読んでない本が(=新作が)何冊かあり、嬉しくて買いました。
リサかぜをひく

リサかぜをひく


Tuesday

Tuesday

ジョジョでも描かれた、カエルが降ってきた話です。
なぜかカエルが好きなようなので見せたらやはり気に入りました。
文字はほとんどありません。文字がない本は読みきかせづらい印象があったのですが(「ぎゅっ!」とか)、ふしぎと読みやすいのがすごい。
これもなんども読むと、絵のなかに色々発見ができて面白い絵本です(カエルグモを息子に教えてもらったときにはおどろきました)。
カエルが降ってくるって、結構怖いと思うのだけど、基本は笑いながら聞いています。ただ怖い口調で読むと、怖くなるのか、普通に読めと怒って注意されます。
そして最後必ず「さんびきのぶた!」といいます(なぜかはわかりません)。


ちなみに、息子2は絵本に対して反応が豊かでよく笑うので、なかなか読みがいがあります。

サンタの悩み

今年は欲しいものを言わないので、いつになく難しい。
とりあえず思いつくものを挙げていきます。随時更新。

<6歳用>

レゴ アイデアブック

レゴ アイデアブック

レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス スペシャル 10698

レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス スペシャル 10698

この2つはセットでもいいかも。キュブロは難しすぎると思うんです。玉がぶつかった時衝撃でずれるのもストレスたまるし。実用品は、ふーん、と言いそうだけど…。


あとは、
日本野鳥の会の「Wild Bird スターターセット バードウォッチング スターターセット・キッズ5」 http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd2906
やたら欲しがって買ったおもちゃの双眼鏡は壊れちゃったし。

<3歳用>

レゴ (LEGO) デュプロのまち 消防車 10592

レゴ (LEGO) デュプロのまち 消防車 10592

ねこのピート だいすきなしろいくつ (海外×参加型×うた【3歳・4歳児の絵本】)

ねこのピート だいすきなしろいくつ (海外×参加型×うた【3歳・4歳児の絵本】)

ねこのピート だいすきなよっつのボタン

ねこのピート だいすきなよっつのボタン

<番外>
これはもうおもちゃというよりインテリアだけど、こどもが小さいうちにこんなのあったら幸せだろうな!

子育ても新ステージ

入学式は快晴

桜吹雪の下、息子が小学生になりました。
ということは私も小学生の親です。すごい。
親子とも一人も知り合いのいない小学校に進学したのですが、
「ともだちできるかな」なんて言っていたものの、
つつがなく元気に過ごしているようです。
慣れない場所と人に囲まれて、入学式はほんの少しの時間なのに私はどっぷり疲れました。


今までどこに行くにも送り迎えをしてきたので、登下校もしばらくは送迎することにしました。
ある朝、お弁当を忘れたのに気付いて途中から一人で学校に行かせたとき、本来の通学路ではない、ある施設の前の道を通って行ったというので、理由を聞いたら、
「だって先生に会えるかもしれないから」と。
今春からその施設に異動になった、保育園の先生にもしかしたら会えるかもしれないと淡い期待を抱いて学校へ向かっていたと知り、
息子が「寂しい」と口にはしないことがよけいに胸に刺さりました。


ある日、私の仕事が遅くなり、迎えに行くはずが行けなくなって、学童クラブから初めて一人で帰宅することになった息子。
もう着いてもいいはずなのに……とやきもきして、道先まで出てじっと見つめていると、向こうから黄色い帽子を被った男の子の姿が。
大きく手を振ると、笑顔になって振り返すのがわかる。
「ちゃんと一人で帰れたんだね」
というと、「うん」と。
「ずいぶん時間がかかったんだね」
「ゆっくり歩いてた。もう、一人で帰れるよ」
と言う息子の口ぶりに、
ああ、いつの間にかちゃんと大きくなってるんだなとはっとしました。


いまだに隣の席の子の名前さえ知らないというし、ぼんやりして置かれている環境の変化もなんだかよくわかってないんじゃないの、と思いそうになるけれど、
眠る頃になると、毎晩「ママだいすき」とくっつきたがるその姿で、
やっぱりこの子も慣れない環境で静かにがんばってるんだなと気付きます。
小学生の親生活はわからないことだらけで、いちいちストレスで戸惑っていたのですが、及び腰になってる場合じゃないなと、狭いなかくっついて眠る息子に背中を押されて、私も新しい生活へ向かいます。

話しはじめの暗号チャット

2歳をすぎて、息子(弟)は少しずつおしゃべりができるようになってきた。独特な抑揚の「ハイ」はとてもかわいい。
おしゃべりといってもまるで暗号のような言葉なので、
「(それは)”ジュースのみたい”(ってこと)?」
と確認すると、合っていればうんうん、とうなずくし、違っているとまた言い直したり、手を引いて目的のものまで連れて行ったりする。
うさぎを表現したくて、横になっていてもわざわざ立ち上がってピョン、と跳ねてみたりする。
2歳児なりに、あの手この手でなんとか伝えようと懸命な姿はたのもしい。

◆単語は50語は超えてそう。
せんせい、まま、ぱぱ、にぃにぃ、ばーばー、じーじー、ぎゅうにゅう、ちゃちゃ、みかん、わんわん、にゃーにゃ、ぞうさん、ぶーぶ、ちりんちりん(自転車)、くっく、ちっち、だっこ、などなど。
見たいテレビもすべて一文字で指示する(く:もぐらくん、チャ:チャギントン、ぱ:アンパンマンなど)。
◆二語文がほとんどだけど、たまに三語文が出ることもある(でも、聞き取れないことがほとんど)。

  • だめ→だめよ(めーよ)
  • 自分も一緒に行きたい→○○ちゃんも一緒に行く(ちゃん、くー)
  • これは自分のもの!→○○ちゃんの(ちゃんの!)
  • お兄ちゃん、ここにいた(にぃにぃ、た)
  • ママ好き(まま、きー)
  • この絵本読んで→読んで、いいよ(よーえよーよ)
  • ふくろうを見た→ほーほー、みた(ほーほー、み)
  • ぶつけた、転んだ→”いたいいたい”した(たいたい、た)
  • ○○はだめ、ちがう(○○、ブー!)

などなど。
お店で買って欲しいおもちゃをみつけて「これほしい(これ、しー)」と言われた時には赤ちゃん時代の卒業を感じた。
名前を尋ねるとちゃんと答えられる。ただし、年齢を聞いても名前を答える。
絵本を読んで欲しいとき、「読んで」に対する望ましい返事「いいよ」までがあらかじめセットになった状態で自分で言っちゃうのはなぜなんだろう。


息子(兄)のときは思い当たらなかったけれど、イヤイヤ期の癇癪は、単に自分の意志が伝えられないもどかしさによるものが多い気がする。どうやってもわからないことや、それはムリということもあるけれど、辛抱強く2歳児の意図を汲み取ろうと努力して、正解にたどり着くと、意外とあっさり泣き止んで、「うん」と頷ずき「○○ちゃん、泣いた(ちゃん、えんえん、た)」と言ったりする。
こんなふうでも結構会話のキャッチボールがされるので、端からはこの時期の母と息子のやりとりはとてもふしぎな会話に映ることだろう。
あと半年もすれば失われてしまうこのコミュニケーション。夫、動画に撮っておいてくれないかな(母と子のやりとりは父が撮らないと全然残らない)。

5歳と1歳

保育園で「エルマーのぼうけん」三部作を日々少しずつ読んでもらい、息子はとても楽しんだようだ。
私は小学校に上がる前から本が好きだった記憶があるけど、読んだことがない名作が意外にたくさんある。たとえばモモとか、長くつ下のピッピとか、星の王子さまとか、図書館にちゃんと鎮座してたけど、なぜかいつも遠目に眺めるだけで、手にとろうとは思わなかった。
なんでだろう……、あ、当時からひねてたのか。


現在のところ、客観的にみて発達が早いとか、これは得意という部分をどこにも感じない息子ですが、少なくともお話を聞く(人の話や指示を聞くのではなく)ことはちゃんと楽しめているようで、それだけは個人面談でも褒められた。
文字が読めるようになったら読書を楽しめるようになってくれるといいな。
本と音楽には私の人生だいぶ助けてもらってる気がするので。


息子2のほうも、2歳を前に、子犬ぽかったのが小猿っぽくなったね、というくらいには成長して、赤ちゃん向けだけでなく、兄とふたり一緒に楽しめる本も出てきた。

ひとまねこざる (岩波の子どもの本)

ひとまねこざる (岩波の子どもの本)

(小沢兄弟もお気に入りだったとか)
=「おさるのジョージ」シリーズ。
あとは「カレーライスとまねきねこ」(こどものとも、2014年4月号)がお気に入りで、よく持ってくるのはふしぎ。気付くと絵本ではなく私の顔を興味深そうにじっと見ていたりするけど。


息子2はひとりで絵本を眺めていることも多く、ぺらぺらページをめくってはどんどん次の絵本を出すようで、いつも彼が去った後の絵本棚の前は散乱している。知っているものがあると声に出しているようだが二人目なのであまりよく観察できていない。
二人目の育児は、炭酸の抜けたサイダーのように、初めての緊張からくる心配がないぶん甘く感じられます。

育休最終日

窓から入る風が気持ちいい春の日。
息子たちは保育園に行っていて、私ひとりの昼下がり。
部屋を少しでもすっきりさせたくて、私は出かけもせずマニキュアの瓶を整理している。

さまざまなニュアンスの赤、ピンク、それにターコイズブルー
瓶の中の透明な液体が光を受けてきらきら輝く。
スピーカーからはスガシカオ
相変わらず、ごちゃごちゃした現実をそのまんま包み込んで、無愛想な優しさに溢れてる。
マニキュアは、もう使えないものや絶対使わないものを片付けたら、だいぶすっきりした。
ついでに私の10本の指先もひさしぶりにコーラルピンクに彩る。
短い指でも可愛いな。

さて掃除機をかけて夕飯の支度をしたら、もう息子たちを迎えに行かなくちゃ。
さよなら私のmaternity leave.
今回もとっても楽しかった!