性を教える

去年くらいから小学生になった息子がスカートめくったり私の着替えを覗いたりして喜んでいて、私はそれがとても不快で。
一緒にお風呂に入った時に胸をめがけて水鉄砲飛ばしてきた時にはその極みだった。
そういう時いつも本気で怒るんだけど、キャッキャ喜んでまったく気持ちは届かず、懲りずに何度もやるのだった。


町には女性から見て不快な性表現が溢れていて(オジサンに最適化された社会)、
子どもと行くコンビニに目を背けたくなるような雑誌が普通に置いてある。
今おかれているこの環境で自然に任せれば、たぶんそんなところから子どもは性を知る。
とても残念だけど。
だいじなことだから変に伝えたくない。
もうすでにちょっと遅いのかもしれないけれど、うまく伝えられることができればと思って教材を探してみた第一弾。とりあえず絵本から。

わたしのはなし (おかあさんとみる性の本)

わたしのはなし (おかあさんとみる性の本)

これは「水着で隠すところはプライベートゾーン」という言葉で、だいじな部分を伝えてる。
見せちゃダメだし、誰かに触らせようとされてもダメっていうこと。
ぼくのはなし (おかあさんとみる性の本)

ぼくのはなし (おかあさんとみる性の本)

性行為に触れる。ただ、男性器と女性器の呼び名が村上春樹の小説的なのが難点…。
ふたりのはなし (おかあさんとみる性の本)

ふたりのはなし (おかあさんとみる性の本)

「大人の男の人と女の人が一緒に暮らしてるわけ」を運命の人を見つけることとして伝える。ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ的に。


息子たちは二人とも、興味を持って聞いてくれた。
特に「ふたりのはなし」が好きで、何度も読んでとせがまれる。
この3冊の中で、おうちにずっと置いておくならどれがいいかな、と聞いたら、ふたりとも「ふたりのはなし」と答えた。
そして「ぼくはママと結婚したい」だって。
まだ年少の息子2が「このおはなしは、ちょっと恥ずかしい」と笑うのが「わたしのはなし」。お尻を出すのは恥ずかしいよ、とか保育園で習ってるのかな。
「プライベートゾーン」は会話の中でも使うようになった。
どれか1冊じゃなくて、3冊をあわせて読むのがいい気がする。