落書きとユーモア

チェコ人のユーモア感覚はたぶん、ちょっとかわってる。
着いて間もなくして観た人形劇「ドン・ジョヴァンニ」での狼藉ぶりにただならぬものを感じたが、数日この国できょろきょろしていると、この国民やっぱりおかしいぞと確信するようになった。
そのユーモア・センスには、日本でいうところの「変人」というか、どこか投げやりというか「いっちゃってる」ところがあるように思う。はまる人ははまるだろうなあというかんじ。
私は、(残念ながら?)好きだった…。今後も注目していきたいところ。


プラハの落書きはひどかった。けして絵はがきには写りませんが、渋谷か?というくらい、ちょっと目をそらすと町中至るところにスプレーでくだらない自己主張の落書きが(それとも、私の裏道好きがいけないのか?)。
生まれたときから住んでいる人にとっては、いにしえの町並みも、ただ重苦しいだけなのかも。


写真は、チェスキー・クロムロフという町で郵便受けにみつけた落書き(チェコ国章のライオン印が!)。
おちゃめなチャペックさんであった。