柳屋小三治独演会
06/03/05
@三鷹市公会堂
お題目は「付き馬」と「小言念仏」。
前座は柳亭こみち「湯屋番頭」。
一瞬「もこみち?」と間違えそうになりましたがこちらは女の人。
なんというか、まじめな落語だったなあ。模範的というか。
小三治落語、初めて聞いたけれど、なんなんだあの不思議な間は!おじいさんはときどき言葉が出ない。この間は、ちょっと真似できないレベル。
小三治といえばまくらで有名らしいけれど、本当に長いまくらで、私などは、この人はこれでこのまま終わる芸風なの?などと思っていたら、いつの間にか本編へ…。
師匠、VISAのゴールドカード「上限300万」(たしか)をお持ちだそうですよ!娘さんとともに。
イタリア旅行で泊まったのは「高級ホテル」で、ついでに20枚の1万円札を盗まれたそうです*1。この一連のエピソード、なんだか下手な社長みたいだけど皆気持ちよく笑っていた。なんの差かしら。
「今日は若い人ばかりいらしてるようですから」と言うとどっと笑いが起きる会場で、おじいさんは、成人式が1月15日じゃなくなって、毎年都合良く日付が変わってしまうことにお怒りでした。それを聞いて目の前の席のおばあちゃんズはさかんにうなずいていました。
いやあうまかった。すっかりひきこまれて笑い惚けてきました。
*1:私の財布じゃ閉じません