ベン・シャーン展

15年前に買った絵はがき

06/03/11
埼玉県立近代美術館


私が初めて自分で出掛けた展覧会がベン・シャーン展でした。以来ずっと大好きな画家になりました。
そして15年振りに、その時一緒に部活をさぼって行った(ということを今日聞いた*1)友人と行ってきました、埼玉県立近代美術館
疲れたらサーリネンのチューリップ・チェアに座り、ミュージアム・ショップではかわいいものがたくさん。ついお買いものしたら入れてくれた袋には葛西薫デザインのサイのマークが!美術館ってすてきですね。
ベン・シャーン展も予想以上に良くて感激。200点以上のボリュームで、すいていて、ゆったり心ゆくまで堪能でき、興奮した二人はやっぱり常設展も見ずに閉館間近までどっぷり満喫したのでした。


ドローイングの線のよさはもちろん、対象の切り取り方も、色の使い方も、文字も、ベン・シャーンのセンスのよさに、改めてため息(コクトーが好きな人にも良いかも)。
それでいてどこかに漂う土臭さと強さ、時に暗さが、ただの気の利いたイラストで終わらせない奥深さをもっていて、たまらないのです。
社会派な作品の迫力もいいけれど、今回初めて見た「a partridge in a pear tree 」は、ブルーナの「ケムエルとノアのはこぶね」に匹敵、いやそれ以上に魅力的なかわいすぎる本でした!あーいつか手に入れたいなあ…。


3月26日(日)まで。おすすめです。

*1:記憶にない!