最高に小さな帽子の箱のよう

金曜日は仕事を早めに切り上げていそいそと銀座へ出掛けて、てっぺんに大きな星のついたビルに行って指輪を買ってもらいました。
指輪なんて似合わないと、まるで興味がなかった私が、嘘のように。
そういうものに出会った時は、恋に落ちる時の重力のように、いろいろ言ってみたってもう手に入れるしかしかたがないという絶対的な必然性が存在しているのです。
それが指に通った時初めて知った、このうっとりとした気持ちは、やばい、扉を開けてしまったのかも……。
とりあえず今夜はすごくしあわせに眠れそう。