ぬりものとゴハン(赤木智子)

ぬりものとゴハン

ぬりものとゴハン

文章はあんまり良くないのに、内容は良かった。一気に読んだ。
あとがきのだんなさんのメッセージも、意外と良かった。雑誌編集者を辞めて、27歳で(新生児連れ)漆職人に弟子入り!かあ。
そんなとき、妻として、ほうほう、やっちゃって!ってかんじになってた著者の気持ちは、なんとなくわかる気がするよ。
こんなふうに都会からやってきたほうが、田舎で脈々と続いて来た地味な生活の良さ、ありがたみがわかるのは、皮肉だけれど仕方のないことだろうなと思う*1
それにしても、先日の安藤さん同様、著者は地味ですねえ。生活(というか環境)自体が地味なのだから、もうちょっと本人は華やいでいた方が画的に映えるのに、というのは外野の勝手きわまりない願望ですが。やっぱり(力を入れるのは)どちらかになってしまうのかな。
古道具坂田がまた出てきた。どんなところなんだろう。

*1:だから一度地元を離れるというのはいい経験だと思う