スパイダーマン3

監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイアキルスティン・ダンストジェームズ・フランコ
@吉祥寺スカラ座
www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/


前売り券まで買って公開を待ち望んでいたのに、観に行くまで1ヶ月くらいかかってしまった。
ついに大画面でスパイダーマンの空中散歩が拝めた!ヒャッホー♪
以下は、多少ネタばれあり。
敵の大盤振る舞い。これまで(1、2)と関係ないところからいきなり敵が生まれてびっくりした。
アクションシーンがメインなのはもちろんだけど、私はスパイダーマンのそれ以外の要素のドラマ性がなかったらたぶん映画館に行っていないと思う*1
復讐心にのっとられると、おとなしい人があんなに(痛い系ではあるが)ノリノリかつ異性にアグレッシブになるのがすごく可笑しくて、けらけら笑ってしまったけれど、隣の小学生とおぼしき男児はアクションシーン以外は退屈そうであった。
一見子ども向けのように思えるけれど、スパイダーマン・シリーズは大人向けのアクション映画だと思う。きっと、この子たちは今はただスパイダーマンが飛び回るところだけ楽しいのだろうけれど、大人になって見返すことがあればもう一度新たに楽しめることになるんじゃないかなとか老人くさいことを思った。
ちゃんとしてることで、傍若無人な人より損をしてるような気がすることがあるかもしれないけれど、そんなことはないのだよーとかね。
突っ込みどころはいくつかあったのだけれど、概ね満足でした。ストーリー的には終わってもよさそうだけど、曇りがかったラストシーンからは、次があるような気もする(そして私は、あってよいと思う)(が、主人公の老化現象を察するに無理かもしれない)。

評価:★★★☆☆(3.5)

*1:子どもの頃やっていたRPGでも、戦闘より町を散策したりするほうが好きだった