吹けば飛ぶジャガー

お昼には退職する(羽目になった)同僚の愚痴をがっつり聞きながらハンバーガー、夜は会社の偉い人たちとがっつりフレンチ。
ご馳走になっておいてなんですが、胸やけして胸いっぱいで気持ち悪い。でも心には何にも入ってないような、このうらはらな空虚さはなんだ。
大人になることを消化できない私は青いし甘い。青さを抱えたままこの社会でやっていくことは苦しいしばからしいことだろうけれど、かといって失いたくはなかったりするから始末が悪い。
本心は心にしまっていつの間にか常識的な対応ができていた自分を、褒めていいのか、けなしていいのか迷う。子どもみたいに自分の思う正直さを貫きたい気もするし、それは単に愚かで無意味なことのようにも思える。器用さに憧れてきたはずなのに、本当は不器用さに甘えたい。この往生際の悪さが、ひねくれてると言われてしまうゆえんなのかな。
そんな私は、つきあいの席に出ることになったときは、(お愛想で笑ったり相づちを打ったりもするけれど)できるかぎり楽しんでしまうことにしています。
だけどたぬきと噂されるあの人のジョークはやっぱりつまらなすぎ、下卑たくだらなさに改めて嫌気がさしてしまった。人間未熟で結構です。まだまだここでは笑わんぞ。