監督: フェデリコ・フェリーニ
出演: アンソニー・クインジュリエッタ・マシーナ
道 [DVD]
去年、カエターノ・ヴェローゾフェリーニへのオマージュを聴いてから、早くフェリーニを観たい、と思っていてようやく借りられた(いつもいつも貸し出し中で)。
私は設定を掴むのが苦手で、この人がどういう役どころで登場しているのかわからなくて*1、今回も主人公ジェルソミーナ(マシーナ、フェリーニの奥さん)がおもしろい顔で、淀川長治いわく「頭の弱い子」だったなんてわからなかった…。こういうのがきれいな顔で、世間知らずで変わってるだけかと思ってた。マシーナは役の割に老けて見えるけど、透明でコケティッシュで、魅力があった。
野蛮なザンパノが最後…っていうので感動するらしいけど、そんなに意外性もなく。ザンパノは単に原始人的(本能的?)なだけで特に興味も持てなかったのだけど、繰り返し観れば深みがわかるの? 期待値が高すぎたのか、言われてるほどは衝撃や感動はなかった。でも三部作の残り2作は引き続き観る予定。
評価:★★★☆☆

*1:どうみても美人でも普通の子の役だったり、あんまりきれいじゃないと思っても美人の役だったり、ただ純粋な役かと思ったら実は頭が悪いという設定だったりする