グッバイ!レーニン

pir2004-04-25

恵比寿ガーデンシネマ
http://www.gaga.ne.jp/lenin/top/

ドイツの映画なんて珍しいけれど、現代のコメディの雰囲気は共通だった。全体的に流れている「まとも」な感覚に安心する(というのも勝手ですが)。
物語としては、中途半端なディテールの挿入のせいで、洗練されてるとはいいがたい気もするけれど、それでも感動したのは、勝手な変動に振り回されながらもしっかりと自分と希望を見つめられる意志の尊さに、ってことなのかなあ。「いかにも」じゃない部分で、うっとくるところがあるんですよ。日本でぼけーっとしている私たちにはないものがあった。
それから、ヒロインのララ*1はキュートで(やっぱりくるくるのカーリィ・ヘアはかわいい!と再認識)、キャラクターも主人公にはもったいないくらい魅力的だったと思う。しかしそれ以上にお母さん*2が美しいのに見とれた。

評価は、ただ、私が観なくてはいけない映画ではない…そういう必然性は感じられなかった(個人的な琴線には触れなかった)というだけで、普通に人におすすめできるおもしろい映画だと思います。
評価:★★★☆☆