太陽がいっぱい*1
お馴染みのあの名曲です。映画を観るとせつなさが少し増します。
マリー・ラフォレの水着がかわいい。映画の中の色がきれい。
「時計じかけのオレンジ」並みにどうしようもないフィリップ、なのに死ぬ瞬間恋人の名を呼ぶのだから憎みきれない。ほんとに愛してたんだね。そういう当たり前の複雑さがちゃんとあるところが好き。サスペンスだし、けして日常的なお話なんかではないのですが。
アラン・ドロンの美しい眼をこれでもかとアップにするあたり、「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督かと思った。
夏に観て正解映画。なぜって眩しい太陽の下の刹那が閉じ込められているから！
評価：★★★☆☆
