懐かしい駅(すっかり様変わりしていた)を降り、間もなく引っ越してしまう友人の家に平日から上がり込んでお別れをした。
雪が舞い降りる0時過ぎ、人のまばらなホームで笑い声が響く。
ただ一緒にいるというだけで楽しくてはしゃぐ私たちはきっと、慎ましく善良でそれゆえにしあわせだ。