ブルノの退屈

彼らの初夜のようす…

東京都写真美術館ホール
監督:ウラジミール・モラーヴェク
音楽:ヤン・ブダジュ
出演:カテジナ・ホラーノヴァー、ヤン・ブダジュ、ミロスラフ・ドヌチル

http://www.nudavbrne.cz/nudavbrne/(cz)


セックスの悩みを題材にしたコメディ。邦題に騙された感あり。英題のように「Sex in Brno」だったら観に行かなかっただろうに。とにかく勝手に抱いていた期待とは違った…というか、まあ、私にはあわなかったな。


ブルノの街のとある一夜のそれぞれの物語…という設定はジャームッシュ映画のようだけれど、もっと散漫。
チェコ映画らしいユーモアを期待していたのだけれど(実際何度も笑わせてもらったけれど)、要の下ネタの感覚があわなくてげんなりした。女性のみなさん、“あれ”のサイズの話でそんなに盛り上がります? もっとほかにあるよねえ? 男子中高生じゃあるまいし…。
そして最大の欠点はセックスにやきもきする俳優陣がまったく美しくはないこと。気持ち悪くさえなってきて途中オダギリジョーに置き換えてみようとまで試みたけれど無理だった…(なにやってんだ)。
というわけでヒロインのオリンカのかわいさ(口さえ閉じていれば*1)がますます輝いていました。特にあの笑顔は真似できない柔らかさ。ゲイの2人も良かった。


評価:★★☆☆☆

*1:歯並びが酷かったのです