消防士の舞踏会

東京都写真美術館ホール
監督:ミロシュ・フォルマン
撮影:ミロスラフ・オンドリチェック
出演:ヤン・ヴォストルチル、ヨゼフ・シェバーネクほか


チェコの田舎町の、抽選とミスコンを目玉(えさ)にした消防署主催のダンスパーティーの一晩のおはなし。消防士のおじいちゃんたちがなんとかうまく取り仕切ろうと奮闘するも、パーティーは大混乱に…。
開演前にチェコ人女性が「チェコ人としては恥ずかしい気もしますが…」と言っていた理由は、みればわかりました。
写真説明:人集めにだって苦労するような田舎のショボいミスコンに、水着で挑もうという気合の入った応募者が。予想外のことに戸惑いながらも、じゃあ水着になって、とつい言ってしまう審査員室(消防士控え室)のようす。


宴もたけなわ、抱腹絶倒の展開の連続に涙はたまるし苦しいし。
この常軌を逸したはちゃめちゃっぷりはどこかで覚えが…
そうだ、プラハでみた「ドン・ジョバンニ」の人形劇だ!

両親をアウシュビッツで失ったという監督による、60年代後半に作られた映画であり、もちろんそれだけじゃないのですが、とにかくそういう意味でとてもチェコらしい映画でした。


評価:★★★☆☆