ラヂオの時間

監督:三谷幸喜


フジテレビの放送を観ました。
あり得ないことですが椅子から落ちるくらい爆笑してしまった。
だって登場人物の描写が!やっぱり人間観察好きなんだろうなあ三谷幸喜
「いる!いる!そういうやつ!」っていうのばかりで、
「この人○○さんみたい」「これは○○さんだ」
と出てくる困ったさんズに覚えがありまくりで。学生時代だったらここまで笑えまい。
何がおもしろいんだかわからないところで馬鹿笑いして調子だけあわせたり、まったく現場を無視して勝手な口出しばかりする上司たちとか。他人の作ったものにはダメ出ししまくりなのに自分の作ったものに目を向けてみればすっかり妥協の産物でたいがいで。だけど尊敬できるプロの技術や情熱にふと出会って嬉しくなったり。今度こそと若さに任せて走り回ってがんばってみちゃったり。
業界違いでもどこも似たようなものだなあと、ビジネスで失笑と失望に遭遇し続けている(青い)若手なら笑えることうけあいです。現場の進行役の役割を持つ仕事だったから余計に笑えた(自嘲も含めて)のはあるかもしれないけれど。


あ、戸田恵子が最後ご機嫌だったのは調子良すぎでしたが…。