妻と私・幼年時代(江藤淳)

妻と私・幼年時代 (文春文庫)

妻と私・幼年時代 (文春文庫)

末期がんに冒された妻を見送る夫の手記。ふたりに子どもはいない。
まずすぐに、不要な固有名詞が多すぎうっとうしいことに嫌気がさした。権威主義なのかエリート意識がそうさせるのか?
そんなかんじで人間的な魅力をあまり感じることができず、期待はずれでした。
大体、私は妻を失った後どういうふうになるのかっていうところが読みたかったのだけれど、亡くなるまでの回想でした。
幼年時代」で絶筆。