天才画の女(松本清張)

天才画の女 (新潮文庫)

天才画の女 (新潮文庫)

お正月、実家で読む本がなかったので読み出したら止まらず、持って帰って来てしまいました。
母がかつてファンだったので、うちには大量の松本清張の本があり、小4、5の頃は連日のように読みあさっていました。思えばこれが初めての作家読みだったかも。
というわけで20年近く振りに読んだわけですが、いやーやっぱり面白かった。舞台・設定が独特で。
なにより誰も死ななかったのがよかった!
ただ、よく下調べしたのだろうなあという描写やディテイルの細かさには舌を巻くのだけれど、今読むと、いささか展開が洗練されていないような気がしました。
ちょっと強引というか…それはないでしょ、っていう突っ込みを何度もしたくなったので。
でも、また読みたいなあ、「点と線」とか。幸いなことにスッカリ忘れているので♪