行ってらっしゃい

一緒に暮らし始めてから初めて、同居人が何日か家をあけることになった。
自分は何度もしているくせに、逆の立場になってみると妙に寂しい気がして心細くなった。
最初はひとりで暮らしてたのにね。誰かとずっと空間を共有するなんて不可能にすら思えたくせに。
やっぱり彼に会うのは、昨日も今日も明日も、飽きもせず嬉しい。
とりあえず1日目の晩は、友人にはがきを書いた。