百年の愚行

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

発売した時に読みたいなあって思いながら書店で出会う機会なく、先日ようやく手にとれました。
自分で自分たちの愚行っぷりを確かめるなんてなんかMっぽいですが、実際強烈な写真集。
私たちはかなり無理を重ねてきてるんだなということを目の当たりにできてしまう。
原子力発電でできる「かす」がずらりと並んだ写真、何万年かすれば放射能汚染が半減だっけ、そんな子ども騙し（子どもでも騙されない？）ってないよなあ、何万年も静かに保管されるなんて誰が信じるんだ。知識として知っていたはずだったのに、子孫を残すのが恐ろしくなるような写真だった。
インドで起きた米資本会社による放射能漏れの大惨事など、知らなかったこともたくさんあった。
そして私はこの本でいまさら気付いたよ、人口過剰の現実に。少子化って自然なことなのかな。
一見の価値ありです。