愛についてのキンゼイレポート

監督:ビル・コンドン
出演:リーアム・ニーソンローラ・リニー
愛についてのキンゼイ・レポート [DVD]
こちらも原題は「KINSEY: Let's talk about sex」で、SEXを引いて愛を足すとはどういう了見だい。有名なキンゼイ夫妻の研究調査にかける情熱を描いた作品。
キンゼイは個人差(個体差)を主張したんだろうけれど、世間の興味はどちらかというと逆だったかも。個人差もっと大切にしなくちゃと思った。
ひとことでいうと、「キンゼイ博士、理系だなー」というのが圧倒的な印象。ある対象へコミットするやりかたとして、感情で迫るタイプ(文系、自分)と分析で迫るタイプ(理系)という私の中での分類があって、キンゼイはまさに理系だったのでした(もともとは生物学者)。
博士だけなら確かに熱心でユニークだけど、研究者としてはみかけるタイプかなというかんじなのだけれど、ここで圧倒的に偉大なのはやっぱり奥さんの存在だろうな*1
観終わって、たとえばもういい大人である私が、性教育なんてできるかな?と考えたけど、全然自信ない。難しい。生と死への疑問と同じく、性だって本当は消化できていないものだということに気付いた。
しかし、脳裏に響くマイリトルラバーの懐かしい曲「ANIMAL LIFE」に流されながらこの問題は再び闇の中へ…。てへぇ>_<
評価:★★☆☆☆(2.5)

*1:エロ拓」の奥さんを思い出した…