前進せよ

家族がもう一人増えるにあたって、急激に物が増えて恐ろしいことになってきた。
実際になにが本当に要るのかわからないし、出産前にはなるべく買い込むのは控えようと思っているのだけれど*1、それでもベビーバスやベビー布団、大量のお古などが続々と届き、狭いマンションじゃ圧倒的に収納不足!
本当はイケアに行ってBILLYを買い足したいところだけど、身体的にとてももう無理*2
必然的に物を減らすしかなく、渋々開かずの間を開けたら、ずっと開けていなかったボックスの中身は「思い出の品々」だった*3
お約束通り見返してしまい、いつの間にか日が暮れる。
手紙や日記の古くは大学入学前後くらいからで、友人たちからもったいないような言葉をこんなにもらっていたなんてことすっかり忘れていて驚いた。
いろんな人と、今よりずっと言葉を尽くして伝えあって話していて、それが学生というものなのかもしれないけど、私にもちゃんとそういう時間がこんなにたくさんあったんだと、先日読み終えた「わたしを離さないで」のスクールデイズの思い出を愛おしく胸に抱く30代の主人公を改めて思い出した。
特別に大切な人(夫や子ども)をまだもたない時間の過ごし方は、その後の時間とは確実に違うもので、そしてそれはとてもかけがえのないものだと今思う。
「私は一人では生きていけないし、生きていきたくもない」と書いていた私も、親になるよ。
処分できたのはなんとか袋1杯分に過ぎなかったけど、悪くない時間だった。

*1:1万円超の買い物はスリングだけ!←妊娠前から決めてた

*2:やっぱり準備が遅すぎた…

*3:ウワ厄介!