カーテンは夕焼けの空の色

リビングのカーテンは柄物にすると決めただけでいまだ候補すら挙がらず、先日ようやく「レース」*1のカーテンを注文したところで、この先も当分決まりそうにない。
カーテンが決まるまではいつもどおり手持ちの適当な布をひっかけておこうということで、マラケシュの小さな店で買った布が役立つ時が遂に到来した。
まだ若い店主がアフリカのモーリタニアで物々交換(ナツメヤシ1年分とか)で買い付けてきたというその布は、買ったときはその色遣いにピンと来なかったのだけれど、東京に戻って通勤列車に揺られているときにあっこの夕焼けだ、と気付いてからはとっておきのお気に入りになった。
扱いにくいほどの長さも、掃き出し窓にはちょうどぴったり。こうしてようやく日の目をみれて、毎日、風に揺れるようすを眺められてしあわせ。
ところでモロッコではやっぱり革のプフを買って来ればよかったと帰ってからずーっと思っております。布製のは買ったんだけど。もう一度行くのは……いつ?

*1:実際は薄手無地のオーガニックコットン