ロバのクリスマス(ロバの音楽座)

2011/12/25
@ロバハウス(玉川上水


寒い日に暖かいお風呂に浸かったとき、じわーっと緊張がほぐれていって、「あれ、こんなに力入ってたんだ」と気づかされるように、
学校で辛いことがあった日、家に帰ってお母さんのやさしい「おかえり」の声を聞いたときのように、
演奏がはじまったら、すーっと肩から解きほぐされて、涙が溢れてきた。
穏やかな音を聴いていると、自然と涙が出てきてしまって、メンタルやばい人と思われやしないかなどと勘ぐって困った。
これが古楽器の音の魅力なのか、なんなのかわからないけど、ひとつひとつは本当にこどものおもちゃみたいな、単純な楽器であっても、ロバの音楽座にかかると、すごくすてきな森の音楽になる。
人間の声も。
観客もみんなで合唱したクリスマスのうたも、とても良かった。
息子と通う音楽のクラスの先生が、電子音じゃなく、なるべく生の音を聴かせましょうということがようやく腑に落ちたかんじがする。
息子も、グズることなく聴き入っていた。背もたれがないので、終盤は疲れてよりかかってきていたけど。
リーダーの人が「いいクリスマスですねえ。僕もそちらで聴きたかった!」
と言っていたけど、たしかに、すばらしいクリスマスの時間だった。
また来年も洗われに行こう。


↓帰りにこれを買って帰った。

ブビビ

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