叱られて泣く

保育園の室内で、息子がタタタタッとカニ歩きをして遊んでいたらしい。
それを「お部屋の中では走っちゃだめでしょ」と先生が注意したところ、
「走ったんじゃないよ、こうやってやってただけよ」と主張して、ウワーッと泣いてしまったそうな。
先生はそれを「成長ですよねえ、言い訳が上手になりましたよねえ」と笑って私に教えてくれた。
うちでもそういうことがあるけど、私は、本人は本当にこれはわるいことじゃないと思ってしいたからこそ、ビックリして泣くんだとと受け止めてきた。
悪いことをしているとわかってやっているときは、ちょっと怒られたくらいで泣かないんじゃないかな。
そういうときは怒られたらもっとやるか、逃げるか、ぶぶぶぶーっと攻撃してくる。
だから「言い訳が上達した」という捉え方をされている息子が少し不憫だったけれど、適当に相槌を打って帰ってきた。


そんな態度がいいのかわるいのか? ここで息子を不憫に思うことは親ばかなのかどうか?
私は子どものときは、(親以外に)怒られるのがとってもショックだった。もしかしたら今もかもしれないけど。
特に学校では、なんでもわりとよくできるほうだったし、あんまり怒られることはなかったから、
たまにささいなことで怒られるとガガーーンと衝撃を受けていた。
そんな打たれ弱さが遺伝したのかしら。