かきごおり(横山祐和)

ママはいちごミルク派

暑い日が続くので*1、実家から子どもの頃使っていたかき氷機を送ってもらった。
ずっと実家の棚の上で眠っていたかき氷機だけど、歯も錆びついておらず、まだまだ現役。そして80年代テイストが今見てもとってもかわいい。
ハンドルを廻すと、ジェリーの目が左右に動くようになっている。
書店で見つけた「かきごおり」(こどものとも年少版 2012年8月号)は、そんなわが家にちょうどぴったり、かき氷機でかき氷を作るまでを描いた絵本で思わず購入。
ページをめくるたびに、シャリシャリシャリ…と氷が積もるようすを、息子はワクワクした表情で見守っている。
「いろいろできたよ」のページでは、毎回すかさず「○○くんレモンがいい!」と宣言して、すっかりその気。
あいにくかき氷機が届いた翌日から東京は秋のような気候になってしまったので、しばらく絵本を読みながらその日を楽しみに待っていた。
横山祐和さんの絵、かき氷や静物の絵は写実的でも味わいがあって、飾りたくなるようなすてきさなのに、最後の子どもの顔は…。これって「くだもの」(平山和子)と共通してる。
暑さを取り戻した東京で、ガリガリ…と氷を削る音が心地いい。白玉団子も作ってみようかな。

*1:正しくは、近所の甘味処のおいしいと評判のかき氷を食べたら950円もするのにたいしたことないのに憤慨して