ストーリーテリング*2

pir2004-05-04

監督:トッド・ソロンズ

「ハピネス」*1トッド・ソロンズ監督の2001年の作品。
人種、障害、学歴、貧富、いろんな差別のオンパレードと無知と無自覚の失笑に溢れた○分間。
ハピネスがとても気に入っていたのだけれど、あれほど可笑しさ、優しさが響かなかった。眠い中ぼやける視界で観たからか、だーっと流して終わってしまった印象。
観終わって、ふーん。と思ったあと、これに体して反応が起きないっていうのは、私自身がそれだけやばいってことなのかもしれないと気付いた。ホラー映画や絶境マシンでも、どんどん、もっともっと怖いものをと求めてしまうように、タブーの刺激に慣れ過ぎたのか、私自身が一体化してしまっているのか…。ちょっと自戒の必要があるかも。あんまり悪趣味に趣味のいいものばかりに悦にひたってたらいけませんね。

もっとも、一見クールにバサバサと斬りまくっているようで、その実愛情たっぷりなところがこの監督の作品の好きなところなのに、大雑把な見方をしたのが良くなかったのかもしれません。次にトッド・ソロンズ作品を観る時にはもっと丁寧に致します。

評価:★★☆☆☆

あ、音楽はベルセバ*2でした。入浴シーン(たしか)でThe State I Am Inが流れて、はっとしました。