新選組!最終回。
三谷幸喜好きの恋人につきあって、小学生の頃以来に、大河ドラマを一年間観ました。


最後の走馬灯のような回想シーン……ほんとに登場人物多かったな。そしてみんな死んじゃったな。
ただでさえそうなのに、捨助とかお孝さんとか、架空の人物まで殺すことないじゃないかー!と思った。
人が次々に死んでいくのは悲しい。
私はその昔、子どもの頃、推理小説が大好きで読みまくっていたのだけれど、その中に混じっていた赤川次郎の”人が死なない作品”を読んだ時にとてもほっとして、これまで推理小説でバタバタと人が死んでいくことが辛かったのだと気づき、読むのを止めたことが思い出されました。
敗者となり、混乱の世が続いても人生を全うした、斎藤はじめちゃんや、永倉新八や、島田魁やなんかは立派だと思う。今とは命に対するパラダイムが違ったにしても、生きることのほうがやっぱりよほど大変なことなのだから。
それにしても、時代に取り残されて行く哀れさは見ていて辛かった。善人が本気で力を出しているのに見当外れな努力にしかならない図は非常に哀しく、やりきれない。


大河ってやっぱり圧巻だな。スタッフ&キャストに一年間おつかれさまでしたと言いたいです。
このドラマはキャストに美形揃いなことで知られていたようですが、たしかに堺雅人は”色男”でした。オダギリジョーも”イケメン”でした。ついでに佐藤浩市も”いぶし銀”ってかんじでした。
でもいちばん印象的だったシーンは、本編からはちょっと外れる、坂本龍馬江口洋介)たちが討たれた後で言葉を交わすシーンでした。

今後は、昨夜の「スマステーション」のキャストそろい踏みをNHKでもっと効果的に特番して(もちろん、今度ははじめちゃんたちも加えて)、新選組!のキャストで集まって裏話みたいなの、もっと聞きたいのだけどなー。