桜満開ー。
今日は、会社帰りに友人と2人、飯田橋カナルカフェにてお花見。
隅田川のほとりで、咲き誇る桜の豊かな枝振りを横目に黄色やオレンジ色の電車が光をこぼしながら行き交うのを眺めるのはとても贅沢です。
だけどさすがに混んでいて、隣の席のおじさんと若い女の人の不倫トークが耳に入って来てしまったりする都会っぷりでした。


帰り道、桜の花びらの色が、夜の藍色に溶けるようできれいだなあ…と言いかけてとっさに踏みとどまり、「夜と桜の色って、なんていうか、マッチしてるね」と言い換えたpirザ・チキンです。
「あんた、詩人だね…」とひかれるのが怖かったのうええん(←経験があるらしい)。これが社会人だよ乙女のみんな!


友だちと「やらかい部分」を見せ合って吠え合う。まさかこんなに判り合っていなかったとは。
お互いの不器用さとコンプレックスが行き交う交差点を見た。または、それぞれのアンプで歪ませてかわす言葉のやりとり。
彼女は今夜をどんなふうに理解したのだろう?


私の目に映る桜はちょうど寄り添うような淋しげな白さで、ちょっとの不協和音をひきたてていた。