pir2005-09-26

私の恋人はろくにスケジュールなんてたてないくせに(だから?)、手帳に関してはやけに飽きっぽくて、一年に何冊も手帳を買っている。
最近、来年の手帳が出始めた頃になってまたいろいろ検討しだしたと思ったら、結局普通のメモ帳を買っていた。自分で作ることにしたらしい。
「数字のスタンプもってる?」「あるよ」
「切り取り線ができるはさみとかもってる?」「あるよ」
「英字のスタンプある?」「あるよ」
自らの品揃えの良さにわれながら驚く。大して使わないくせに、文房具はついつい揃えてしまう。


そんなこんなで、日曜の午後、気の遠くなるような作業に打ち込み始めた彼。
2時間後、ページの角に切り取り線が入り、来週から来年の7月までの日付がかなり乱雑に押されたメモ帳を複雑な表情で広げ、
「これ、人前で見たらひかれるかなあ」と聞くので
「どうだろ。間違いなく暇人とは思われるんじゃない」
と答えたらうなだれていた。
昨日までの手帳は捨てるらしい。
私は、来年の8月以降、同じ手帳が引き続き作られることはないだろうと思った。というか、たぶん1月、遅くとも4月には新しい手帳(既製品)に乗り換えているに違いない。