ONJO Japan Tour 2006

2006/02/09
@新宿ピットイン


CD*1を聴いてからいつかライブで、と思っていたけれど、やっぱり生に限る音楽だった。
私には造詣がなさすぎてたぶん聴く人が聴けばもっとずっと凄さを感じれるのだろうとは思いますが、それでも脂がのってる感がびしびし伝わってきてすごく楽しかった。気づけば彼の世界にぐぐぐと引きこまれていく快感を味わうことができました。
サインのような指揮、緊張と解放と静かな余韻の自在さと、自由を与えられた楽器の奏でる豊かな表現に驚いた。私は昔っから楽器じゃないものの音が音楽を奏でるのに惹きつけられる傾向があるのだけれど、その“物音”が楽器と一緒にオーケストラの一部になるのはとてもすてきだった。
熱い音楽を聴いて拍手して外に出たら街はマフラーをきつく巻き直したくなるほど寒くて、チェコの晩を思い出しながら歩いた。