寝室の窓からは海辺が見えた

湯船にお湯を浸して、入浴剤を溶かして背中でシュワシュワさせて喜ぶ。小学生の頃からあまりにも変わっていなくて可笑しい。
当時は大人になったらこういうことはしないし、持ち物だってまるで変わるのだろうと思っていたのに、意外といろんなことが変わってなくて、すっかりどこかへいっているはずのものも未だにちゃんと手元にあって、実際は全然違った。
「ねえ 僕達は子供を育てられるような立派な大人になれんのかなあ?」って岡村*1が言ってた、私だって思っても一度も言葉にはしなかったことをばかみたいに恥ずかしげもなく録音してた。
もしかしたら、境界線なんてどこまでいってもないのかもしれないけど、なんだかんだいってやっぱりこのことは私を少し狼狽させる。
立派な大人じゃなくても、せめて老いた子どもにならないようにしたい、しなくちゃいけないと思う。
幸か不幸か、すぐ隣に見本がいるから忘れたふりもできないし。

*1:靖幸