町でいちばんの美女(C.ブコウスキー)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

町でいちばんの美女 (新潮文庫)

初めてのブコウスキー。10代、せめて20代前半だったらもうちょっと刺激を感じることができたかも(うっ老けた発言?)。
社会人になってから、わりとこういう社会的わがままさに対して批判的になってきたと思っていたけれど、そのわりに嫌ではなかった。
さすがにところどころ読むに耐えないお下劣な表現もあるし、基本的にはだらしないけど、チャーミングな人なんだろうな、結局。
ブコウスキーはなんだかんだいって長いこと郵便局に勤め続けてたわけだし。新聞に連載していたというコラム「ダーティ老人ノート」ってタイトルは秀逸だと思う。
人間愛嬌は大切だと思う昨今。