この季節は停滞気味だったお茶類の消費がぐんと進んで嬉しい。冬の夜はルームソックスを履いて、フリースのガウンを着て、何度もお茶を飲んで、暖房は控えめに、とっぷりと優しく過ぎていく。
同居人が眠った後の静かな時間の冷たい空気の厳しさも好きだし、最後に温かな湯たんぽのしのばせてある布団に潜り込むのは実にしあわせ。
仕事ではなんだか最近可愛がってもらっているような気がするけれど、旧い友人たちは少しずつ私のことを忘れていっている。私も時間そのものを忘れていく。あったはずの時間が作り話のようにしか感じられなくなっていくのは心細く、取り残された気持ちになるね。
そろそろ環境を落ち着かせるべきかもしれない。