おなかいっぱい

おかげさまで、すっかり元のような日々。でも違うのはあと数ヶ月で産休という大きなデッドラインを抱えているということで。
ひとりで担当している仕事をそれまでにフィニッシュさせるためにはすでに危険な状態なので、不本意ながら残業に勤しんでいる。
今日は珍しく帰りが夫と揃ったのでひさしぶりに近所のおいしい串揚げ屋に行ったら、いつもの味なのだけどそれがとてもおいしくて、帰ってからも「おいしかった、おいしかった」と繰り返しつぶやいては幸福な感覚を反復させて楽しんでいた。満ち足りたおなかをいい気でさすっていたそのとき、左の手のひらをなにかペコッと刺激する感触が。
これが胎動というやつにちがいない!
見えない不思議な生きものが、なにやらすごくかわいいぞ。
僭越ながら私にも、「母のよろこび」を感じる時がついに来たみたい。夫はふしぎそうな顔をしていた。