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息子を連れて、母とともに祖母のもとへ。
ひいおばあちゃんとひ孫、年の差90歳。
また「いい名前」と褒めてくれる。おばあちゃんにそう言ってもらえるととても嬉しい。
息子がごはんを運ぶスプーンに大口を開けて食いつく様子は誰が見ても大笑いする。まさにツバメの子みたいなのだ。ほ乳時代から感じたけれど、本来「喰う」ということは談笑したりコミュニケーションをとるような機会などではなく、もっと真剣で第一義的な行為なのだと気付かされる。
陽当たりの良い部屋で、大人たちはだんだん眠くなって来るのに息子は昼寝もせずずっと元気だった。
おばあちゃんに「どうですか母になった感想は」とマイクを向けられ「意外と赤ちゃんはかわいい」と答えた。
順番にインタビューすると
祖母になった母:「意外に孫はかわいい」
ひいおばあちゃんになったおばあちゃん:「もうなんと言葉にしていいか」
以前よりぐんと元気になった祖母は、もう夢でしか無理かと思っていたような内容の会話も少しだけど交わせるようになっていて驚いた。
誰だっていつかは死ぬんだけど、まだもっと話したい。
また連れて行こう。いつか息子とちょっとでも話をしてもらえたら、それこそ夢のようだ。