悪人

監督:李相日
出演:妻夫木聡深津絵里満島ひかり柄本明樹木希林
悪人 スタンダード・エディション [DVD]
妻夫木くん、最初は「毎度の妻夫木くんだなー」と思いながら見ていたけど、だんだんぐいぐい入りこんでいって、途中からはまったく人気俳優の妻夫木くんではなくなっていた。深津絵里はもちろん役者はみんなよくて、それだけで最後まで引っ張られた。
柄本明と対面する亡霊(?)の満島ひかりはなぜか3Dのサイボーグのようで、印象に残った。柄本明の台詞は、その通りだと思った。大切な人がいるというのは、プライベートな要素であると同時に、成人の十分条件的な要素でもあるのかも(恋人でも家族でも友人でも誰でも)。実際には誰もが他人を愛せるわけではないとも思うけれど。
なんでこんなばかな悲しいことになっちゃったかって、二人とも善人だけど、頭脳明晰ではないから……ということになるのか。ダンサーインザダーク的な。
灯台のくだりといい、ストーリーは説明不足の感あり、いまいちピンとこなかった。


評価:★★★☆☆