風とカーテン

朝、まだ涼しい風に吹かれて、白いオーガニック・コットンのカーテンが
膨らんだり、引っ込んだりしているのを
ソファに寝そべりながらぼんやり眺めて
なんて快適で贅沢な時間だろうと思いながら
ずっとこうしていたいと思いながら、
でもずっとこんなふうにしていたら駄目だと慌てて
起き上がって、着替えて、日傘を持ってバスに乗って、会社に行った。
5分遅刻だった。