3歳のばれんたいん

かぎられた幼いボキャブラリーを駆使して、息子はなんとか自分の気持ちを伝えようとする。
いつもはみんなで果物を食べるときには残り1/3くらいになると独り占めしようとする意地汚い3歳児なのに、V.Dに初めてあげたチョコレートの缶からひとつ、小さなハート型のチョコを取り出して食べた後、
「ママもたべる?」と聞いてくれた。
「もったいないからいいよ」と答えたら、しばらくして、また
「ママもチョコたべる?どうしてママはチョコ食べないの?」
と言う。
「じゃあちいさいのでいいよ」と言うと、ホワイトチョコを選んで一粒くれて、
「もったいなくないよ。ママ、ピンポンピンポン!
と言って、残りは大事にしまっていた。
(意訳:ママにあげるという行為は正解!もったいないことではないよ)
この台詞の意味がわかるのは母親の私くらいかも。
ちなみに夫にも同じものをあげたけど、翌朝にはすべてなくなっていた。
それから息子は毎日一粒ずつ、食べていた。