たたかいはじめる

電話でおばあちゃんと会話できるくらいすっかりお喋りが上達した。
会話をはじめ、3歳半もすぎるといろいろなことが親子で一緒に楽しめるようになってきて、それがまた楽しい。
「わたしってあったまいい!」はもちろん、「○○ってわけ」なんていうのは絵本「リサとガスパール」のリサの影響。もちろん私が言うことを(大して意味はわかってないのに)そっくりまねしたりもよくある。
「ふー、腰が痛いー」なんて言っていると「ソファでごろごろしな?」と労ってくれたり、「ママもいる?」と自分のお茶やお菓子をすすめてくれたり、小さいのにそんなことするからなんだか可笑しい。

これまでおとなしいと評されていたはずだったのに、月齢が上の同じクラスのあこがれの男の子の影響で「たたかいごっこ」が大好きに。ヒーローもののテレビ番組はほとんど見ていないので、見よう見まねのポーズや台詞(もにょもにょしてる)でやたら跳ね回っている。
友だちとのかかわりが大きくなってきて、洋服もそういった「強い」男の子たちが着ているものや、たたかいごっこに向いているもの(赤色だったり、レンジャーものだったり)を好むように。「かっこいいのがいい」んだって。
家でもソファで休んでいたりすると「ままはわるものだぁ!」とか言いながら向かって来るのがうっとおしくて、でも力で返すと、しょげずに盛り上がる一方なのが厄介。取り合わないとずっとつかみかかってくるし。何が効果的なんだろう?
怒ってもへらへらしてまったく意に介さずふざけてばかり、そんなときはしつけをし損ねた子犬を前にしたように「もう手に負えない…」とお手上げな気持ちになる(実際他の部屋に逃げたり)けど、たたかいを挑んで来るときの台詞はちょっとかわいい。
「○○する(ex.首をしめる)じょ!いいのか?…だめでしょ?」


早生まれのせいか、発達はクラスの周囲に比して遅めで、親の目から見ると成長したなと思って褒めても「でも保育園ではじょうずじゃないっていうよ」と言ったりする。
うさこちゃんとあかちゃん」のおはなしの中で、うさこちゃんが赤ちゃんのためにひよこの絵を描いていたので、息子にも「描いてみる?」と訊いたら、「○○くんはぐちゃぐちゃにしか描けないから」という返事。クラスのみんなみたいにまだじょうずにお絵描きができないこと、息子なりに気にしてるのかもしれない。
あこがれてついていくばかりじゃなくて、同じくらいの程度で仲良くできる友だちができたらいいのかも。