満1歳

pir2010-02-05

一生のうち、こんなに感慨深い誕生日もそうそうないだろう。息子の初めての誕生日。
何日も前から、去年の今頃のことを思い出しては、この1年を思い返してその成長に感謝をおぼえていた。
この1年で息子にはたくさんの愛称がついた。お地蔵さん*1、あまえんぼちゃん*2、じゃがいもちゃん*3、天使ちゃん*4せんとくん*5…etc。
あたたかな部屋でプレゼントの大きな箱を開けて、きれいな新しいおもちゃで遊ぶ息子を見守っていたら、ふいに、ああ私しあわせだーーと実感が湧いてきた。
夫とふたりで息子を病院から連れ帰って来たときのあの「一体どうしよう」と不安にくれた気持ちが嘘のように、今ではすっかり息子抜きの生活なんて考えられなくなっている。
赤ちゃんはそのかわいさと泣き声だけで周囲に自らの世話をさせんとするおそろしい生き物である。彼らは大人の生活を奪い、寝不足にさせ、身体的にはもちろん、あらゆる種類の大変さを強要するわりに、見返りはそのかわいさだけ。出産する前は「私そこまで赤ちゃんかわいいと思わないし…わりがあわないような…」と正直ブツクサ思っていたけれど、さすが、それだけで(人類)生き延びてきただけのことはある。
「そんなに(子どものことが)かわいくてどうするの?」と母に言われて「大丈夫、そのうちかわいくなくなるから」と答えたけれど、本当はまだそんな日が来るなんて想像ができない。
新しい1年が心から楽しみ。できるうちに、たくさん抱きしめよう。

*1:寝顔が似てたから

*2:抱っこをせがむから

*3:頭のかたちがいびつだから

*4:あまりに純真な目をするから

*5:似てるから