月に気付く

保育園の帰り、息子が空を見上げていた。視線の先にはお月様。
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)はよく読んでいたので、これまでもきれいな月を見るたび、何度も「ほら、お月様だよ」と指をさして教えていたのに、遠すぎる存在になかなか目をくれなかった息子。ようやく上空の光に気付くときがきたようだ。
まじめな顔でじっと空を見つめている息子に
「あれがお月様だよ。」
と声をかけた。抱っこして「ほらお月様が近くなった」。念のため「お月様はどこ?」と確認すると空を指差していた。
眠る前に、今までは反応がなかった「パパ、お月さまとって!」を読んでみたら、大興奮。指を立てて、もう一回、もう一回と何度もせがまれた。
息子が月を知った日。

パパ、お月さまとって!

パパ、お月さまとって!