あーあもう。ばかばっかり。
行き場のない実体の曖昧なもやもやが私の中でうごめいてもどかしい。
でもそんな中でだんだん見えてきたのは、いけないのは彼女でも私でもない、間違いなくあの子だってこと。
彼女が謝ってくれたとき、「ううん、こちらこそ」と言えてたら結局、もっとずっと楽だったんだろうなあ。正直なのが必ずしもベストじゃないことは難しい。

でも今こう思うってことはきっとまだチャンスはあるってことだ。次は彼女に言おう。
「この間はこちらこそごめんね」
それですっきりするなら、それでいいのだきっと。
あ、楽になった。